選択制の企業型確定拠出年金制度の導入について

多くの企業でも導入されている思われる確定拠出年金ですが、 この度リツアンでも2023年3月より導入することとなりました！

これまでは転職前の会社にて企業型確定拠出年金を行っていた場合は iDeCo（個人型拠出年金）へ資産を移すしかありませんでしたが、 今回の導入決定により、企業型→企業型、企業型→個人型へ移管するといった 選択をすることができるようになりました。

iDeCoにはない企業型DCのメリット

①iDeCoの掛金上限額23,000円に対し企業型DCの掛金上限額55,000円¹となります。

②事務費が会社負担になります。

③厚生年金保険料や健康保険料といった社会保険料の軽減効果

iDeCoでは税制優遇のみですが、企業型DCにすることで掛金次第では社会保険料の標準報酬月額等級が下がる可能性があり、 税軽減効果＋社会保険料軽減効果が見込めます。

企業型DCのデメリット

標準報酬月額が下がることによって厚生年金保険料の納付額が少なくなりますが公的年金が下がってしまう問題もあります。

さいごに

老後資産を自らの意思で積み立て・運用していく制度ですが、上で書いたように個人型と異なり事務費がかからないなどのメリットがあります。

もしリツアンに入社されたら上がった分の給与の一部を拠出して老後資産に備えるといったことがしやすくなると思いますので 入社されたら利用してみてください。

Footnotes

1. 企業型DCの上限額については個人型、企業型両方の掛金合算額の上限が55,000円 ↩