SESもしくは正社員雇用型の派遣(弊社リツアンSTCもここに該当)の社員の場合、
自分の単価を知る機会があり、そこで初めて自分の給料が妥当なのか、会社がどれだけ搾取しているのかに気づくのではないでしょうか。
①お客様の予算
②会社の評価
③開発者への評価
④他社マージン
これらの要素は環境や時期によって差があるため、
一概には言えませんが、よく言われるのが1次受けが良いということです。
その理由は、多重下請け構造だと④がいくつも発生してしまうため、
開発者がどれだけ評価をあげても④によってかき消されてしまう可能性があるからです。
また、会社側が都合のいい謳い文句として「経験が積める」といった言葉を使うことがありますが、
多重下請け構造だと単価交渉や事務的な伝達事のリードタイムが長くなり、
実際にエンドで働く人たちにはメリットがなく、
そういった言葉に騙されないようにしていく必要があります。
技術を向上させ、エンドからの評価を上げていくことが重要であり、
その結果として単価や給料の上昇が期待できるということです。
求人サイトに登録し、還元率70%と書かれている場合、
多くの求職者が給与が70%だと期待するでしょう。
しかし、実際には会社の粗利が30%であり、
会社の都合の良い数字を使っていることが多くあります。
このため、実際の給与が期待していたものと異なり、認識齟齞が生まれることがあります。
このような事例は実際に起きているものです。
給与の還元率には、単純な支給額の70%と、諸経費(社会保険料、交通費、有給手当など)も含めた70%の二種類があります。
会社のマージン率は、単純な支給額の70%の場合は30%、諸経費を含めた70%の場合は一部がマージンに含まれているため、30%にはなりません。
主な社会保険料は、給与に占める割合が高く、給与明細には自己負担分のみが表示されています。
リツアンSTCでは、給与の還元率は68%で、32%がマージン率であり、
この32%には交通費や社会保険料の会社負担分も含まれています。
このため、計算によって想像と乖離することはありません。
給与の還元率について、適切な情報提供がなされているか、騙そうとしていると感じられるかは、
雇用される側の目線からも考える必要があります。
また、時代の変化に対応して、常に情報収集と分析が必要です。
「SESやエンジニア派遣企業は開発者の人数で売り上げが決まる」ということは過言ではないと言われています。
こうした企業は、利益を追求するためにあらゆる手段を用いてあなたを採用しようとすることもあるでしょう。
しかし、転職はどの企業においてもエネルギーを使うものです。
転職サイトに登録してスカウトが来たからといって、すぐに飛びつくことは避け、
数字の根拠を正しく理解し、誤った選択をしないように気をつけましょう。
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